2018年1月18日木曜日

GR スーパースポーツ コンセプトのディティール

東京オートサロン 2018で初公開となったトヨタのGR スーパースポーツコンセプト (以下GR SSCと略)

TS-050ハイブリッドとほぼ同じ部品で作り上げられているとか、アストンマーティンのヴァルキリーやメルセデス AMGのプロジェクト1に並ぶハイパフォーマンスカーです。

まずデザインから

カナード部分、ダクトになってますが中はよく見えませんでした。ブレーキの冷却ダクト?

グリルを覗くと仕切りがあり、サイドはそのままラテラルダクトの方へ。中央はフロントカウルにエアアウトレットがあるのでフロントモーターか何かの冷却用?
タイヤハウス上部の開口部、前側がハニカムメッシュになっています。開口面積を確保しつつタイヤをデブリから守るのが狙い…とか?
タイヤカウル後部からラテラルダクト。ミラーの代わりにカメラが付いてます。プロトタイプカーだとタイヤカウルとサイドポンツーンがもっと離されて別々になっていることが多いですが、GR SSCだとほぼ一体の構造になってます。
内部に複雑なフィン等は一切なくシンプルな造り。
リアカウル。上部にリアビューカメラ、反対側にもあります。シャークフィンの近くにあるのが恐らく排気口です。こちらも反対側にもう一つあります。
リアウイング、三段階の可変式。見た感じ曲率が緩めでそこまでダウンフォースは強くなさそう。
リアエンド、タイヤ後部にはほぼウイングと言っていいほど巨大なフィンが付いてます。ディフューザーもデカい。今のプロトカー同様、ディフューザーとリアカウルの間(メッシュの部分)から各部の冷却に使った空気が排出されます。

次に中身です。ただしGR SSCのカウルを外したというわけではなく。別に作られたテスト用の車体の中身で、まさしくプロトタイプ?
冷却ダクト、所々にただのカーボンシートが貼ってあるのが気になります。

パワーユニット。TS-050そのままの2.4L V6ツインターボ、ハイブリッドシステムもそのままで最高出力も1000馬力そのまま。
後方排気になってますが、GR SSCを見る限り上方排気に変更される可能性が高いです。
リアタイヤ内部
ステアリングもほぼそのままです。2シーターなのでTS050では助手席に積んであったバッテリーがどこかに移動されてるはず。あんまり移せそうな場所がない感じしますが、フロントとリアで分ければなんとか?

ほぼレーシングカーなものを公道で走れる車にしようって言うんだから驚きです。売るとすれば数億は間違いないですし。トヨタ史の中で最も高価な市販車になりますね。

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