2017年12月28日木曜日

自作 六角型デイライト パート2 【そもそも勘違い?】

数日前、デイライトを完成させてから初めて走った時の事、デイライトが点いたり消えたりしていることに気づきました。「いきなり動作不良か!?」と早めに用事を済ませて家に帰り早速問題を探してみると、問題はサイリスタにありました。


エンジン動作中、サイリスタ通電中にゲート電流を遮断すると、なぜかアノード~カソード間の電流も遮断されるという不思議な現象が起こりました。エンジンオフ状態で動作確認をしてみると、ゲートを遮断してもサイリスタはOFFにならず普通に動作しています。
しかし、エンジンオンになるとゲートを遮断するとサイリスタはそれだけでOFFになります。普通サイリスタはONになったら電流が0になるまでOFFにならず流れ続けるはず…。なぜ…?。
エンジン動作中は実質オルタネーターからの給電に切り替わりますが、最終的な電流は直流ですし、波形を調べてみてもACCの電流が瞬間的に0になるという事はありませんでした。
トライアックが余ってたので、試しにそれでも動作確認をしてみたところ。やっぱりゲートを遮断するとスイッチがOFFになる状態。
ゲートが遮断されなければ問題なく動くわけですが、前回の記事でも書いたようにエンジン連動ユニットが不安定で時々OFFになり、それに合わせてスイッチも遮断されるのでこれではまともに使えません。

サイリスタに問題がない以上、電源に問題がありそうな感じがしましたが、IG電源に変えてみたり、途中に大容量のコンデンサを挟んでみましたが状況は変わらず…。とすればLEDドライバか?しかしエンジンオフ中は問題なかったし うーん…。


ここまで来て色々悩んでるうちに、「そもそもデイライトがエンジン停止中に点灯しないようにするって結構めんどくさくない?」という疑問が、エンジン連動ユニットのガソリン車モードはエンジンの動作に関わらず点いちゃうし、それだと連動ユニット自体が車検に通らない気が…。
いや待てよ…?車検時の問題の内容を思い返してみると「ACCポジションで点灯するのはダメ」と言ってましたがIGポジションで点灯するのはダメとは一言も言ってませんでした。

…ひょっとすると私の勘違いなのか…?

てっきりエンジンOFFでの点灯はダメだという解釈をしてましたが、エンジン動作中のポジションはON(IG)ですしONポジションならエンジンオフでも動作中と同じという解釈でいいのか!?

気になって国土交通省が掲載してるその他灯火類(保安基準第42条)を読んでみるも、点灯のタイミング(キーポジション)に関する記載が一切ありません。

いや、そこ重要なんですけど… 逆にないという事は決まりがないということか?
(これはいわゆる各メーカーや各検査員によって判断が異なるというあれでしょうか…。)

結局のところエーモンの連動ユニットだと不安定なので今はとりあえず取り外し中。電源をIG電源に変更して点灯させてます。

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2017年12月17日日曜日

自作 六角型デイライト

車検に引っかかってしまったデイライト、エンジンと連動するように配線しなおせば問題解決ですが、この際なのでデイライトも新しく作ることにしました。

そこで自分的にカッコいいなーと思ったのが六角形型のデイライト、LEDの小ささを生かしてそれぞれがドットで目立つようなライトってあまりないなと思ったので作ってみることに。

完成のイメージCG

作り方としては厚めの樹脂板をベースにLEDと配線を埋め込んでバンパーにボルト止めします。

埋め込みを考えた結果厚さは8mm、塗装や耐候性を考えてアクリルを使用。
カットしたり切削したり穴あけしたりしてベースを制作。
黒で塗装した後、軽く表面を保護するためにクリア(つやなし)で塗装。

LEDは秋月で売ってた角型3チップ。色はアイスブルー

点灯試験
一つで最高14.4カンデラとかなり高輝度。(その他灯火類の部類では合計300カンデラまでOK) ちなみにLEDドライバを使って出力調整してますが、これでも出力を半分まで抑えて
ますが、これでもかなり明るいです。

埋め込み
外につけるので防水対策
コーキング材とか使った方がいいのかもしれませんが、ケチってホットグルーで埋めてます。

配線テスト
肝心のエンジン連動にはエーモンの2850(エンジン連動on-off ユニット)を使用。
左がエーモン2850ユニット、右がLEDドライバ
エンジン車モードとハイブリッド車モードがありますが、ジムニーの電源系の問題なのか相性なのか、ハイブリッド車モードでエンジンと連動しました。(エンジン車モードでも動きますが、ACCに入れるとエンジンオフでも通電する)
予め調べたところエーモンの連動ユニットは電源オフでも点灯し続ける不具合があるそうなので、確実に消えるようにメイン電源はACCから引っ張ってエーモンユニットをリレーのスイッチングに使いました。

しかし、後でテスト走行したところウインカーやハザードを点滅させるとデイライトが点いたり消えたりと動作が不安定に、どうもハイブリッドモードは電圧のしきい値で検知してるみたいです。正確な数値は分かりませんが13v後半?が設定値みたいで、何かしら電装品を動かして電圧降下があるとスイッチが切れてしまう模様。

結局リレーは安定しないので、スイッチをサイリスタに変更。
ただ、サイリスタだとゲートからある程度電源供給されてしまうので電源が遮断されない不具合があると今度は点きっぱなしになる可能性があるので以前のデイライトで使ってたスイッチを流用しゲートにスイッチを設けました。

取り付けの為にバンパーに穴をあけます。ボルト止め用と配線用の二つ、もう後には引けません。

ボルト1本だと回転してしまうのでゴム系接着剤で裏をくっつけてます。
配線は以前使ったところから引き込み。(最近知ったのですが、ここはMT用のクラッチワイヤーを通す場所みたいです。AT車だと配線が比較的ラクというメリットを発見しました)

完成。


エンジンオンで点灯


なかなか良い感じです。

この状態で出力は約400mAと半分以下に抑えていますが、近距離では昼もまぶしく夜ではフォグランプ並みかそれ以上の爆光に… 対向車にかなり迷惑なので出力は最低に調整しておきました。というか最低レベルでやっと眩しくない感じでした。

とりあえずこれで車検は大丈夫(のはず)

残念ながら問題は続きました→ パート2