2015年5月24日日曜日

電磁カタパルト射出実験 3rd

本日、電磁カタパルトの実験第三回目を行いました。


この実験を前に、射出機のアーマチャを銅線から銅板に変更しました。


銅線(1.2mm)で滑り具合を確認したところ。思いのほか摩擦が強くこれだと前回同様に
途中で停止する可能性が高かったので、銅板に変更しました。
銅板と言っても厚さ0.1mmのリン青銅。これに4kJを投入します。前回よりも放電を延長する
対策をとってはいますが、おそらくそれでも耐えられないと思います。

とりあえず今回は電気抵抗を犠牲に、摩擦重視で実験を行います。

以下実験時の映像から抜粋(?)


レールに突入してすぐにスパーク。気化した状態のモヤも見受けられます。
次の写真では後ろが跳ね上がっている射出機が確認できます。

今回初めて射出に成功しました。が、成功とは言えない状態です。


銅板はレールに突入した瞬間に溶け、一部気化とかしたのでほとんど加速されてません。
が、ハイスピードカメラを見ると突入したときに一瞬加速する様子が確認できたので
一瞬でアーマチャがなくなったとはいえ、瞬間的な加速はされたようです。

ちなみに4kJ(268v)で実験しましたが、実験後に163v余ってました。エネルギーの計算をすると
使用されたのは2.5kJ弱。これだけで(?)溶けてしまうとなると、5kJフルに耐えるには0.5mm
以上は必要ですね....うーむ摩擦とバランスを取らせるのは難しい....

恐らく、放電速度がまだまだ早すぎるのも問題だと思うので、次回はさらに放電速度を抑えて
実験してみようと思います。

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